コロナ対策

コロナ対策!民間金融機関の実質無利子融資始る!

2020年5月11日

銀行

民間金融機関にも実質無利子、無担保、据置最大5年の融資を広げて資金繰り支援を強化しようという制度が5月1日からスタートしました。

今回は群馬県の民間金融機関での実質無利子融資と信用保証協会付き融資の5月1日からの変更点について解説します。

群馬県の民間金融機関での実質無利子融資は7年間無利子

制度概要 新型コロナウイルス感染症対応資金

  • 民間金融機関での実質無利子、無担保、据置最大5年、保証料半額又はゼロの融資制度。
  • コロナ緊急経済対策の資金繰り支援策で、日本政策金融公庫のコロナ特別貸付だけでなく民間金融機関にも実質無利子融資を広げることで資金繰り支援を強化するのがねらい。5月1日開始。窓口を金融機関に一元化(ワンストップ手続)し迅速な融資実行を推進。
  • 各都道府県の制度融資に国が利子補給、保証料補助をすることで民間金融機関でも実質無利子になるしくみ。

対象者

以下のいずれかの認定を受けている中小企業者

  • セーフティネット保証4号・・・売上20%以上減少、全都道府県、100%保証
  • セーフティネット保証5号・・・売上5%以上減少、全業種、80%保証
  • 危機関連保証・・・売上15%以上減少、全国・全業種、100%保証

参考 セーフティネット保証、危機関連保証とは

自然災害やリーマンショック時などに信用保証協会が一般保証枠とは別枠で保証する制度。

利子補給、保証料補助

  • 個人事業主(事業性のあるフリーランス含む、小規模のみ)
    売上5%以上減少・・・利子補給7年間全額、保証料補助全期間全額
  • 小・中規模事業者(上記除く)
    売上5%以上減少・・・利子補給なし、保証料補助全期間半額
    売上15%以上減少・・・利子補給7年間全額、保証料補助全期間全額

※利子補給・・・当初3年間国が補給+その後4年間県が補給
保証料補助・・・国が補助

その他

  • 融資限度額・・・3,000万円
  • 融資利率・・・1.1%以内
  • 融資期間・・・設備、運転10年以内(うち据置期間5年以内)
  • 担保・・・無担保

群馬県の民間金融機関での実質無利子融資情報

各都道府県の民間金融機関での実質無利子融資情報

信用保証協会付き融資の5月1日からの変更点

セーフティネット保証5号の対象業種を全業種に拡大

セーフティネット保証5号を利用できる対象業種が旅館業、飲食業などコロナの影響が大きい業種に限定されていましたが、5月1日からは、全業種に拡大されました。

セーフティネット保証、危機関連保証の認定書の有効期限が延長

認定書の有効期限が従来30日でしたが、令和2年1月29日から7月31日までに認定を取得した事業者は8月31日まで使えるようになりました。

窓口が金融機関に一元化、ワンストップ手続に

今までは、最初に市区町村に行って認定書をもらってから次に金融機関か信用保証協会に行くという順番でしたが、

5月1日からは、窓口が金融機関に一元化され、最初に金融機関に行けば、市区町村の認定申請と信用保証協会の審査依頼もできるワンストップ手続に変わりました。

まとめ

いかがだったでしょうか?日本政策金融公庫のコロナ特別貸付と別枠で民間金融機関での実質無利子融資が追加。売上減少5%で利用できるセーフティネット保証5号が全業種に拡大。群馬県の融資は7年間無利子。ご活用ください。

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